県連アルペン部は、8月4日(月)から7日(木)の4日間、長野県・乗鞍高原雪渓にて雪上合宿を実施しました。残雪を歩いて上って滑るというスキーの原点に立ち返る4日間でした。残雪の量は平年並みで、雪渓の気温は15度前後。下界の暑さを忘れて、久々のスキーの感覚を選手は楽しんでいました。残念ながら天候に恵まれず、初日から3日目までは濃霧と小雨でトレーニングは半日のみ。最終日はようやく晴れて、気持ちよく滑ることができました。
合宿のテーマは、足元からスキーを操作すること、内肩をしっかりと前に出すこと、などスキーテクニックの基本となる部分。そのためのトレーニングとして、プロペラターンと片足スキーを反復しました。最初は苦戦していた選手も、動きはどんどん改善されていきました。今回、非常に良かったのは、コーチにアドバイスを求めるだけでなく、選手同士でお互いに指摘し合いながらトレーニングしていたこと。自主性の高いトレーニングは、大きな成果を生み出しました。前半は天候に恵まれずにトレーニングの量は少なめでしたが、トレーニングの質は非常に高かったと思います。今回掴んだ感覚を、シーズン中も反復して身につけてほしいです。
暑い下界に戻り、また陸上トレーニングの日々が続きます。シーズンまでにさらにフィジカルのレベルを上げて、自信を持ってシーズンインができるように頑張っていきましょう。今シーズンも、新潟県スキー連盟アルペンチームの応援をよろしくお願いいたします。
アルペン部主任コーチ 羽賀徹昭