妙高国体からトキめき新潟国体へ
平成14年
 冬季オリンピックと「にいがた妙高国体」で沸いた年である。 雪印・日本ハム・三井物産・東京電力と代表的企業のトップが深々と頭を下げ、高級官僚や国会議員の謝罪が相次いだ。サッカーのワールドカップや日本人2人のノーベル賞受賞、タマちゃんなど明るい話題もあったが、景気は依然として低調のまま推移し、北朝鮮の拉致問題も全面解決までにはまだ道遠い状況である。
 1. 8 女子ジャンプのFISレディースグランプリの全日本メンバーに、六日町大巻中の茂野美咲が選ばれた。中学生の代表入りは初。
 1.11 日本近代五種・バイアスロン連合は冬季五輪代表に、目黒宏直(中越高出)、望月幸男(関根学園出)、井佐英徳(小千谷西高出)を内定し発表した。
 1.11 ソルトレークシティ五輪代表に決定した横山寿美子の壮行会がセコム上信越本社で開かれ、下越に所属する初の五輪選手として激励した。
 1.12 JOCは冬季五輪日本代表を承認。本県関係では、フリースタイル監督の平井俊雄、選手の皆川賢太郎、広井法代、柏木久美子(以上アルペン)、横山寿美子・後藤鹿子(クロスカントリー)、下山研朗(フリースタイル)の6名が決定した。
 1.15 ソルトレークシティ五輪代表の横山寿美子・後藤鹿子両選手の壮行会が、母校の町立妙高中学校で開かれた。
 1.22 SAJはアルペンの世界ジュニア選手権の日本代表に、星瑞枝、関原真実(以上上越高)を選出発表した。 
 1・27 元大関の小錦が中心となり、ハワイの小学生を日本に招く国際交流活動「KONISIKIキッズ」の活動の一環として、ハワイの小学生35人が新井リゾートで、地元の小学生と交流、スキー初体験。
 1・27 南魚のスキー場で、千葉県のスノーボーダーがジャンプの着地に失敗、胸部大動脈破裂で死亡した。
 2・ 8 第39回全国中学校スキー大会(長野菅平高原)男子大回転で、佐藤翔(湯之谷中)が優勝。同種目の県勢優勝は、初代優勝者の北村勝朗(町立妙高中)以来、37年ぶりの快挙。
 2・ 5〜 9 第51回全国高校スキー大会(青森大鰐)で男子八海、女子上越が共に3位、個人種目で3年ぶりに優勝がなかった。
 2・20〜23 にいがた妙高国体でコンバインド少年森山隆史の優勝は県勢37年ぶり、ジャンプ成年Cの清水久之の6連覇は史上初。桑原慎太郎の少年男子距離優勝を含め表彰台13と活躍したが、男女総合3位、女子総合2位と11年ぶりの天皇杯獲得はならなかった。
 公開競技のモーグルを実施した松之山では五輪帰りの上村・下山選手の出場もあって2100人の観衆が集まり温泉始まって以来のフィーバーぶりとなった
 3・14〜17      全日本選手権距離(音威子府)で横山寿美子(セコム上信越)は、スプリント、15kmフリー、30kmクラシカルの3冠を制覇。
 3・28 にいがた妙高国体新潟県実行委員会の解散総会の席上、清水久之選手を、第57回国体記念知事表彰として特別表彰することが発表された。26回の連続出場と史上初の6連覇、昭和39年以降県ジュニア選手育成に尽力した功績による。
 3・30 フィンランド遠征中の桑原慎太郎がラピンクルタカップ(FISレース全4戦)の第2戦18歳以下男子10kmクラシカルで見事優勝を果たした。他の3戦もクラシカル3位、フリーは2位と4位と健闘。
 4・ 7 ソルトレークシティ五輪でアルペン複合とスーパーGの2種目を制したオーモット(ノルウェー)が指導する「オーモットチャレンジ」が、妙高高原の赤倉観光ホテルスキー場で開催された。
 4・25 14年度第1回評議員会・理事会を開催(小千谷サンプラザ)。新役員を選出した。布施・片山・藤田の三副会長は退任し、内田・平川・磴の三氏が就任。
 7・13 第2回評議員会・理事会(小千谷サンプラザ)。席上、今期退任した布施・片山・藤田の三副会長と望月・大矢二理事に対し、感謝状を贈呈した。
 9・22 第2回新潟県妙高高原サマージャンプ大会が赤倉シャンツェで開催され、原田雅彦(雪印)の持つジャンプ台記録が、山田大起(北野建設)によって更新された。
 9・24 本県初の指導員であり、第10回・第11回国体壮年大回転を連覇した参与藤巻文司氏(燕温泉)逝去。
11・26 新井昇吾顧問新潟県教育委員会表彰受賞(スポーツ振興)。他に国体優勝者として森山隆史(小千谷高)桑原慎太郎(八海高)清水久之(田口ク)、優秀指導者として小川卓(ジャンプコンバインド部長)清水直春(クロスカントリー部コーチ)が受賞した。
11・30 片山秀男前副会長勲六等単光旭日章叙勲記念祝賀会開催(ホテルグリーンプラザ上越)
12・ 8 木村一男会長文部科学大臣賞並びに日本スポーツ少年団本部長表彰受賞記念祝賀会開催(小千谷サンプラザ)
12・24 SAJは2月1日から青森で開催の第5回アジア冬季大会に出場する選手の推薦を決めた。本県からは横山寿美子(クロスカントリー)下山研朗(フリースタイル)が選ばれた。
12・26 第26回新潟日報スポーツ賞の表彰式が日報本社で開かれ、森山隆史(国体少年複合)、桑原慎太郎(国体少年男子距離)、佐藤翔(全国中学男子大回転)の3個人と全国中学女子リレーの選抜チームの4件が受賞した。
平成15年
 久しぶりに雪に恵まれた正月を迎えたが、「スキー離れ」に歯止めはかからなかった。12月〜3月に県内のスキー場を利用した観光客は869万8千人で20年前の水準に落ち込み、毎年増加傾向を示したスノーボード客も全体の42.7%に当る371万7千人で前年度比5.2%減と初の減少となった。サッカーJ2のアルビレックスが悲願のJ1昇格を果たし、日本最後のトキ「キン」が死んだ。総選挙で非自民勢力が躍進し、小選挙区で4議席を獲得。県内の政権交代とも言える現象が起きた。
 1・13 沖縄県が六日町ミナミスキー場で、国体予選を兼ねた大回転の県大会を開催。
 1・15 県高校総体アルペンは、かぐら・みつまたスキー場で予定していた大回転競技を、降雪と強風のため順延した。このようなことは関係者もあまり記憶にないということなので記録する。
 1・30 世界フリースタイル選手権(米ユタ州ディアバエレー)に出場した下山研朗(日体大・湯沢高出)は24位で予選通過は出来なかった。
 2・ 2 能生町のシャルマンスキー場で、スノーボード滑走中の静岡の男性が、転倒して首を強く圧迫し死亡した。
 2・ 1〜 8 冬季アジア大会(青森県)に出場した横山寿美子(セコム上信越)は風邪気味のこともあって、10KmC7位・10KmF5位と3大会連続の金メダル獲得はならなかった。リレーでは銀に貢献。フリースタイルのモーグルで下山研朗は銀。
 2・ 4〜 9 ノルディック世界ジュニア選手権(ソレフテオ・スウェーデン)に出場した八木崇仁(早大)は10KmCで25位、30KmF47位、森山隆史(小千谷高)は複合30位。
 2.・ 3〜 7 第52回全国高校スキー大会(岐阜県丹生川村朝日村) 星瑞枝と関塚真美の2人で29点を稼ぎ出した上越高が、女子学校対抗で初優勝。県勢としては8年ぶり。男子は八海高が2位。またジャンプでK点越えを2本揃えた佐藤和也(八海高)の2位は県史上最高となる快挙。
 2・ 5 第44回雪印杯全日本ジャンプ大会(札幌宮の森)少年の部で、佐藤和也(八海高)は、2本目にk点超えの最長不倒をマークし2位に入賞した。
 2.・ 4〜 7 第40回全国中学校スキー大会(山形県米沢市)で女子リレー優勝は県勢として3連覇。
 2・ 8 岩原スキー場のスノーボード専用コースで、練習中の神奈川県の男性がジャンプの際に着地に失敗、頭を強く打って意識不明の重体となった。
 2・20〜22  赤倉スキー場で、第32回全国身体障害者スキー大会が開催された。県内では3回目、妙高での開催は初。
 2・21 赤倉くまどースキー場で、スノーボード練習中の大阪府の大学生が転倒、頭を強く打って急性硬膜下血腫のため死亡した
 2・22〜25  第58回国民体育大会冬季大会スキー競技会(北海道名寄市)で、男女総合成績(天皇杯)は3年連続の3位を確保、女子総合成績(皇后杯)も3年連続の準優勝。複合、飛躍2冠の清水久之(妙高高原町役場)は成年C飛躍の7連覇達成であり、通算11個めの金メダル獲得。生涯得点200点を、7.5点オーバーするという記録ずくめ。昨年3連覇を期待されながらまさかの途中棄権となったGSL成年女子B山川純子(杉野沢SC)も見事に復活。成年男子リレーの2位は、走者が5人から4人になった第53回大会以後初めての快挙。わずか0.5点の差で優勝を逃がした少年男子ジャンプ佐藤和也(八海高)の2位もこの種目5年ぶり。GSL成年男子A吉岡大輔(JWSC)も県勢5年ぶりの表彰台。
 3・5〜9 八方尾根で開催された全日本スキー技術選手権大会で柏木義之が総合優勝、5位藤井守之、8位片山秀斗、9位星和弘と県勢が大活躍。
 3・6〜8 全日本スノーボード選手権大会を上越国際スキー場で開催。
 3・ ワールドカップを転戦していた柏木久美子(SW苗場スキーアカデミー)が、久しぶりに国内の大会に参加。FISジャパンシリーズのシュナイダーカップ回転・大回転、デサントカップ大回転、白馬カップ大回転、回転、回転(第2戦)と向かうところ敵なく連戦連勝、世界のレベルを見せつける圧勝となった。
 3・15 岩手県雫石で開催された全日本選手権アルペンの女子スーパー大回転第1戦で、長谷川絵美(六日町高)が優勝。
 3・16 札幌市白旗山で開催された全日本選手権50Kmクラシカルで駒村俊介(池の平SC)が優勝。この種目県勢の優勝は、昭和52年の早坂毅代司(カザマ)以来26年ぶり。
 4・16 県競技力向上対策本部(本部長平山知事)は、2巡目国体に向けて各種目の強化総括責任者を決め、39種目40人に指定証を交付した。スキーでは白井孝雄本部長が指定された。
 5・11 新井リゾートでスキーをしていた京都市の男性(45歳)が転倒して頭を打ち死亡した。
 8・19 連盟理事・スキーにいがた編集部長・マスターズ委員会委員長前山敏男氏(石打大和SC)逝去
 9・21  第3回新潟県妙高高原サマージャンプ大会開催。平元陽介(町立妙高中)は北海道・長野・山形の高校生の中に混じり健闘、見事3位に入賞。
 9・23  新潟県スキー連盟公式ホームページが、アクセスカウンター設置以来丸1年、訪問者延べ数は29,945人を記録した。
10・1  北魚守門村の須原スキー場を経営する第三セクター「守門観光開発株式会社」(代表取締役・野村学同村長)が経営不振のため解散し、村に経営を完全に移管した。町村合併を控えて、各町村の債務を整理する方向で申し合わせが出来たことも原因の一つと言われる。
12・19  第27回新潟日報スポーツ賞の表彰式が、新潟日報本社で開催され、全国高校スキー大会女子学校対抗で優勝した上越高校スキー部女子、全国中学校女子リレーで優勝の県女子選抜チーム、全日本選手権女子スーパー大回転優勝の長谷川絵美(六日町高)の2チーム1個人の3件が表彰された。
平成16年
 県内スキー客の約7割を占める南魚沼郡4町がまとめた2004年シーズン(昨年11月〜3月)のスキー場入り込み状況によれば、郡内32スキー場の合計は564万5千人と、前年より90万人以上減少し、平成以降で初めて600万人を割ったとのこと。これはピークだった1992年の約半分の水準でスキー離れに歯止めがかかっていない。家族連れや中高年が多く見られた反面、これまで堅調だったスノーボードも若者客の減少から伸び悩んだという。
 10月23日午後5時56分、小千谷市・川口町の地下20Kmを震源とするマグニチュード6.8、震度7の地震が発生。その余震と見られる震度6強の強い揺れを伴う地震が連発した。事務局の被害も甚大で、一時木村一男後援会事務所に仮設、その後土川のJA事務所跡に移転した。スキー場の被害も大きく、長岡、古志高原、小千谷山本山スキー場は営業休止、須原スキー場は一部閉鎖に追い込まれた。
 1・ 3 京王赤倉チャンピオンスキー場のリフト従業員が、業務中にリフト監視小屋で飲酒していたことが発覚、監督する国土交通省北陸信越運輸局に警告された。
 1・ 7 妙高杉ノ原スキー場で、スノーボード初心者の大阪の大学生が滑走中に転倒、頭を強く打ち意識不明の重体。14日死亡。
 1・12 オーストリア武官レルヒ少佐が高田連隊青年将校のスキー専修員に日本初のスキー指導を行ったこの日を記念して、2002年秋全国スキー安全対策協議会など6団体により「スキーの日」に制定された。「レルヒの会」はそのことを受けて、この日上越市の金谷山でレルヒの業績を讃える顕彰会を開催した。少雪のため1本杖スキーの実演は中止となったが、当時の服装で「メトゥールスキー(スキーをはきなさい)」の掛け声で、スキーの脱着を公開した。
 1・14 湯沢町のかぐら・みつまたスキー場で開催する予定だった、全国高校大会の予選を兼ねた県高校総体アルペン競技は、強風などの悪天候のため順延となった。
 1・20 SAJはノルディックスキーのジュニア世界選手権(2月2日〜8日)に派遣する代表選手として、距離に星野雄一(日体大)、女子ジャンプに茂野美咲(八海高)を選び発表した。
 2・ 1 池の平スキー場でスノーボーダー同士の衝突があり、1人は顔面骨折の重傷。
 2・ 3〜 6 第41回全国中学校スキー大会(妙高高原町) 女子リレーの優勝は4年連続、17度目。3年ぶりの優勝を狙った男子リレーは惜しくも2位。
 2・ 6 朝、行方不明の高校生スノーボ−ダーが無事救出された能生町のシャルマン火打スキー場遭難事故で、対策本部の町職員が、報道陣のカメラを避けるため、独断でスキー場従業員を身代わりにして、目をくらませる一幕があった。
 2・ 6〜10 第53回全国高等学校スキー大会(旭川) 女子回転で長谷川絵美(六日町高)が優勝。女子リレーで松代高の優勝は県勢12年ぶり。学校対抗は女子の十日町総合が飛騨神岡(岐阜)に1点及ばず2位。松代が3位に入った。
 2・ 7 湯沢町の神立高原スキー場でスキー中にジャンプ転倒、意識不明の重体になっていた横浜市の会社員が、10日脳幹損傷で死亡した。
 2・10 赤倉温泉スキー場くまどーゲレンデでスノーボード中の千葉県の大学生が、作業中の同スキー場の圧雪車後部に衝突。左足を巻き込まれ意識不明の重体となった。圧雪車はコース外にある運休中のリフト降り場付近の除雪作業をしていた。
 2・15 湯沢町苗場スキー場の初心者用ゲレンデで、スノーボード練習中に転倒、頭を打ち意識不明の重体となっていた名古屋市の女子学生が、25日収容先の病院で死亡した。
 2・21〜22 FISワールドカップ・フリースタイル・苗場大会を苗場スキー場で開催。
 2・21〜24 第59回国民体育大会冬季大会スキー競技会(山形県最上町・真室川町・山形市蔵王)で、少年男女距離のダブルVは10年ぶり、リレーの成年男子は8年ぶり、少年男子は3年ぶりの優勝、そろっての優勝は41年ぶりの快挙。複合成年Cの清水・山崎のワンツーフィニッシュはこの種目史上初。少年男子距離入賞者8名中、県勢が5名を占めたのもおそらく史上初と思われる。男女総合、女子総合ともに2位
 2・25〜28 NOKIAスノーボード・ワールドカップ上越国際大会を、上越国際スキー場で開催。
 2・29 スロベニアのクラニスカゴラで行われたワールドカップの男子回転で、日本のエース佐々木明(ガーラ湯沢)は今季自己最高の4位に入った。優勝者とは0秒32差、3位とはわずか0秒05差だった。
 3・2〜 JOCジュニアオリンピックカップ全日本ジュニア選手権大会のノルディック種目が、2日から秋田県鹿角市花輪スキー場で開催されたが、クラシカルで中学男子村山草太(松之山)、高校女子丸山智恵(十日町総合)、フリーで高校男子嶋田翼(小出)女子丸山智恵、中学男子内田辰彦(村立妙高)、女子藤ノ木美代子(津南)とVラッシュ
 3・3 志賀高原で開催された全日本選手権男子大回転で、チームJWSCの吉岡大輔は1本目の2位から2本目の最高ラップで初優勝した。
 3・6 フィンランドのラハティで行われたW杯複合個人最終戦で、北村隆(東京美装、新井高出)は前半飛躍の15位から、後半に大きく順位を上げ、自己最高の6位となった。
 3・7 名誉会長次井 晨氏が逝去された。翌8日に密葬。合掌。
 3・13 距離のW杯は女子最終戦をイタリアのトリノで行い今季日程を終了したが、横山寿美子(セコム上信越)は、スプリントを除く部門で25位となり、来季の第一シードを確保した。日本選手では青木富美子以来2人目。
 3・14 アルペンのW杯は最終戦をイタリアのセフトリエールで行い、回転で佐々木明(ガーラ湯沢)は5位に入り、回転の種目別順位で11位となった。
 4・23 故名誉会長次井 晨氏告別式。ホテルアルプにて。
 5・3〜4 開催を予定した笹ヶ峰高原クロスカントリー大会は、雪消えが早く、雪不足のため中止となった。
 5・28 山形もがみ国体準優勝祝賀会を、小千谷市大竹会館で開催した。
 5・29 理事会評議員会が開催され、16・17年度の新役員が選出された。副会長の平川仁彦中越協議会長と磴 藤弥下越協議会長の2人は退任し、新しく今井恒美(中越・長岡スキー協会)と本間金廣(下越・朝日ファミリースキーク)両氏が就任した。
 6・22 会友の元競技本部長大出秀水氏逝去。
 7・4 小千谷市総合産業会館「サンプラザ」で開催された、第2回理事会評議員会の席上、前副会長磴 藤弥、前監事星野 実、前理事大塚利弘、長谷川正平、植木明雄、井口智晴の六氏に対し感謝状を贈呈した。また寄付行為の規程により磴 藤弥を顧問に、名誉会員に関する規定により他五氏を会友に推挙した。
 7・28 中越協議会は当間高原ベルナチオで県連チャリティゴルフを実施し、参加218名と大盛況。
 9・1 妙高村と関温泉旅館組合は「源泉100%かけ流し」宣言を行った。「加水・加温・ろ過循環せず、塩素も投入しない」「レジオネラ菌検査を行った結果安全性を確認した」「1日1回のお湯の入れ替えと徹底した清掃により良好な泉質を維持し安心して利用できる」など5つの宣言からできている。
 9・3 新潟県は2009年に本県で開催される2巡目新潟国体の愛称を「トキめき新潟国体」と決めた。キャッチコピーは「トキはなて 君の力を 大空へ」。愛称とキャッチコピーは、県庁のホームページやはがきなどで募集し、総数5,172通の応募があり、「広報・県民運動専門委員会」の審査を経て、同日新潟スタジアムで表彰式が行われた。
 9・23 ホームページ開設3周年。アクセスカウンター設置2周年。最初の1年で29,945人を記録、2年目58,323人で合計訪問者数は88,268人。
10・23 新潟県中越地震発生。事務局の被害も甚大で、崩落の危険があり立ち入り禁止となった。
10・28 第59回国体の本県男女総合成績(天皇杯)は35位、女子総合成績(皇后杯)は40位で、目標には遠く届かなかった。秋季だけだと、天皇杯41位、皇后杯は最下位の47位。
11・2 全日本スキー連盟(SAJ)は、理事会で堤義明会長の辞任を了承した。
11・7 顧問大泉清市氏逝去。9日燕市「セレモニーホール飛燕」にて告別式。
11・24 事務局を小千谷市土川1−13−6−3F(旧JA本店)に移転。
12・1 藤田道郎顧問が新潟県教育委員会表彰(スポーツ振興功労)受賞。他に清水久之(妙高高原町)春日寿、望月幸男(以上高田自衛隊)野上幸寿(早大)星野雄一(日体大)井川純一(中越高)木村正哉(関根学園高)嶋田翼(小出高)村山健吾、丸山智恵(以上十日町総合高)の10選手が国体優勝者として、伊佐貴光(十日町総合高教)、酒井功一郎(小出高教)の2氏が優秀指導者として受賞。
12・22 第28回新潟日報スポーツ賞表彰式が新潟日報本社で行われ、山形国体で優勝した成年男子と少年男子のリレーチーム、少年女子5Km優勝の丸山智恵(十日町総合高)インターハイ女子リレー優勝の松代高チームの3チーム1個人が受賞した。
平成17年
 新潟地方気象台によると、昨年12月からの県内の平均気温は、新潟市で平均より0.9度高くなっているのをはじめ、ほぼ全域で高めに推移していた。一方1月下旬から上中越の山添えに降った雪のため、中越地震の被災地を中心に3mを超えるところもある19年ぶりの大雪となり、「暖冬多雪」の珍しい冬になった。
  新潟県観光振興課の発表によれば、2004年度(04年12月〜05年3月)の県内スキー場利用客は6,775千人で前年度より12.7%減少したということです。落ち込み幅としては過去最大。9年連続の減少となりました。ピークの1992年度の1,597万人と比べれば6割近く減っています。降雪の遅れで営業日数が少なかったことと、中越地震の風評被害で県外客の利用が低迷したためと思われる。一方県内客がほとんどの下越では、少雪の前年より営業日数が増えたことや、ファミリー向けのゲレンデのPRなどで利用を伸ばし、前年比33.8%の増加を示した。 
1・7〜13 全日本学生スキー選手権大会を妙高高原町で開催。
1・9〜10 海外からのスキー客誘致のため、県が招待した韓国の新聞記者一行が、苗場など湯沢のスキー場やホテルを回り取材した。
1・12 妙高高原赤倉シャンツェで開催予定の、県選手権ジャンプと複合前半ジャンプ競技は、悪天候のため中止された。岩手国体選手は県連推薦で派遣される。県選手権と兼ねて開催予定の県高校ジャンプ競技も中止となり、11日行われた公開練習の記録を大会成績とした。
1・12〜 インスブルック(オーストリア)で開催のユニバーシアード冬季大会距離競技に、野上幸寿(早大)が出場。16日の男子10kmフリーは25分0秒2で34位、21日の30kmは16位。
1・17 かぐら・みつまたスキー場で、開催予定の県高校スキー大会大回転競技は悪天候のため順延となった。
1・30〜2・3 全日本技術選の予選を兼ねた甲信越ブロックスキー技術選、男子の部で柏木義之(苗場アカデミー)が4連覇を達成した。
2・2 SAJは、アルペンジュニア世界選手権(22日〜28日バルドネッキア・イタリア)に派遣する日本代表選手を発表したが、星瑞枝(日体大)と関塚真美(チームアルビレックス新潟)の2人が4年連続で選ばれた。
2・4〜7 第42回全国中学校スキー大会(秋田県鹿角市花輪スキー場)では、複合競技で1位から3位まで表彰台を独占するなど、県勢の活躍が目立った。県勢の複合優勝は島田正之以来9年ぶりというが、表彰台の独占はおそらく史上初と思われる。女子リレーも5年連続18度目の優勝を飾ったが、個人でも女子3kmクラシカル竹田陽香の優勝を始め入賞ラッシュとなった。
2・5〜9 第54回全国高校スキー大会(群馬県片品村) クラシカルで木村正哉、丸山智恵のアベック優勝は11年ぶり、丸山はフリーも制覇、距離2冠は若井涼子以来の10年ぶり、リレーと合わせて3冠達成は史上初。女子回転の長谷川絵美は2連覇。男子大回転準優勝の渡辺拓也は下越の選手として初の表彰台。学校対抗は女子で十日町総合高校が昨年とまったく同じく1点差の2位
2・22〜25  第60回国民体育大会冬季スキー競技会(岩手県安代町)。県勢は、少年女子5kmで丸山智恵(十日町総合高)が2連覇、成年C複合で清水久之(妙高高原町)が3連覇を達成。山崎清(中央電気工業)も準優勝して、2年連続のワンツウフィニッシュを果たした。大回転成年女子Bの山川純子(チームアルビ)は2年ぶりの頂点奪回、成年B複合羽吹裕也(上越国際)の優勝は県勢12年ぶり、大回転少年男子佐藤翔(八海高)の優勝は34年ぶり、同女子の長谷川絵美(六日町高)の8年ぶりの優勝と合わせて、県勢大会史上初のアベック優勝を飾る等々、県勢の活躍に沸いた。
2・27 静岡市の会社員の男性が一人で赤倉温泉スキー場に出かけたまま帰宅しないと、家族から新井署に届けられた。乗用車を発見したが宿泊した記録はなかった。雪解けを待って家族らが探し、4月28日燕温泉スキー場近くの沢で遺体を発見した。
3・6 上越市安塚区の第三セクター「キューピットバレイ」にペンギン3羽が登場、子どもたちの人気を集めた。合併で同じ上越市になった上越市水族館からやってきたもので、同館生まれのマゼランペンギン、13日・20日の両日にも、午前11時〜午後1時に登場。
3・9 世界ジュニアノルディックスキー選手権(21日〜26日、フィンランド)に出場する丸山智恵(十日町総合高校)と木村正哉(関根学園高校)の2人が、県庁を表敬訪問した。距離で派遣されるのは7人で、本県からは嶋田翼(早大)、井川純一(日大)も選ばれている。
3・13 全日本スキー技術選手権大会で、3連覇に挑戦した柏木義之(SW苗場アカデミー)は、準決勝の急斜面小回りでまさかの失敗、その後の健闘もむなしく首位に届かなかった。以前にも3連覇に1回失敗しており、2回目の3連覇失敗となったが、いずれも2位に留まった。
3・13 アルペンのワールドカップは男子回転の最終戦を実施したが、合計タイム1分25秒15で12位となった佐々木明(ガーラ湯沢)が種目別回転のW杯得点で14位となり、来年2月のトリノ冬季五輪代表に内定した。
3・14〜16 JOCジュニアオリンピックカップ全日本ジュニアスキー選手権大会ノルディック種目を妙高高原町で開催。伊藤諒平(町立妙高中)複合で高校生も合わせた中でトップ。
3・21 札幌市白旗山で開催の全日本スキー選手権大会で、女子リレー競技に津南高校チーム(丸山・安部・志賀)が準優勝した。
3・22 ヨーロッパのFISレースを転戦する廣井法代(チームアルビ)はドイツ国内選手権の回転で優勝。また19日のイタリア国内選手権回転でも優勝し、ともにFISポイント8.0を獲得する大活躍だった
4・2 故会友本山福一氏告別式(塩沢町メモリアルホール朝陽堂)
4・15 長岡市営スキー場は、中越地震で4基あるリフトの支柱が傾いたり、2棟あるロッジが半壊するなど、大被害を受け、今シーズンは営業が出来なかった。4月15日、今後の利用を考える検討会が長岡市役所で開かれ、被害の大きいリフト2基とロッジ1棟を撤去し、規模を縮小して再開する「一部復旧」案でまとまった。営業日は祝休日と、小中学校のスキー授業に絞る方針という。復旧にかかる経費は、1億1千8百52万円の見込みとのこと。
4・17 会場の大厳寺高原につながる国道405号の除雪が、大雪のために間に合わず4月10日予定の、松之山温泉クロスカントリースキー選手権大会を延期して開催した。 また新潟県高等学校春季スキー大会クロカンの4/13(水)〜15(金)を4/18(月)〜20(水)に変更した。
5・26 岩手りんどう国体女子総合準優勝祝賀会兼「スキーにいがた」30号発刊記念祝賀会を、ホテルグリーンプラザ上越で開催。
6・26 全日本スキー連盟は創立80周年記念式典祝賀会を、赤坂プリンスホテルで開催、席上長年のスポーツ活動について、木村一男会長、布施守、藤田道郎の両顧問が表彰された。
7.10 第1回理事会・評議員会が小千谷市総合産業会館「サンプラザ」で開催され、平成16年度の事業報告、収支決算報告、平成17年度予算案を審議、了承した。
・「スキーにいがた」30号の発刊を記念し「長谷川印刷株式会社」に当連盟より感謝状を贈った。
・災害による事務局移転に伴い、寄付行為の一部、事務局所在地を変更した。
・市町村合併に伴い関係内規の一部を変更した
・加盟団体の脱退、新加入について
 脱退・・・能生町スキークラブ、村上スキークラブ、県央スキークラブ、
 新加入・・・新大スキークラブ
 他に、新潟三洋電子スキー部の2年間の休止を承認した。
9.18 第5回を迎えた新潟県妙高サマージャンプ大会が、新潟県妙高高原赤倉シャンツェで開催され、成年の部で全日本ナショナルチームの東輝(日本空調サービス)選手が優勝した。東選手は第2回から連続して優勝しており、新潟妙高国体のために建設された同シャンツェ(K点90m)のジャンプ台記録(99.5m)保持者で、4連覇達成となる。 
9.23 県連ホームページ開設4周年。アクセスカウンター設置3周年。最初の1年は29,945、2年で88,268を記録。3年を経て何と165,231(午後5時現在)と急上昇。
10.28 湯沢町の村山町長は赤字が続いている町営湯沢温泉ロープウエーを、来春から民営化し、日本ケーブルに運営委託したいとする意向を、町議会全員協議会で明らかにした。
11.1 妙高高原の赤倉観光ホテルは京王グループの「京王レクリエーション」から「京王赤倉チャンピオンスキー場」を買収、11月1日から経営を引き継いだ。赤倉観光ホテルスキー場と合わせ、ゴンドラ1基、リフト12基の大規模スキー場として、本格的なスキーヤーの誘客を目指す。
12・22 第29回新潟日報スポーツ賞を羽吹裕也(国体成年Bコンバインド優勝)木村正哉(全国高校10kmクラシカル優勝)平元陽介(全国中学コンバインド優勝)と全国中学女子リレー優勝の県選抜チームが受賞した。
平成18年
 記録的な豪雪の中で新年を迎えた。1月5日津南町で観測史上最深となる384cmの積雪を記録し、2月5日には416cmに更新した。県は、十日町市、妙高市、南魚沼市、湯沢町、津南町、川口町などに災害救助法の適用を決めた。豪雪による同法の適用は1986年以来。また新潟地方気象台の観測地点で積雪4mを超えたのは25年ぶり。
 7月12日に東京で開催する予定の日体協理事会での、2009年「ときめき新潟国体」の正式決定に向けて、日本体育協会と文部科学省関係者が、6月2日準備状況を確認するため来県し、冬季大会開閉会式場の湯沢カルチャーセンター、馬術競技会場の旧三条競馬場跡地、本大会の開閉会式場となる新潟スタジアムの3カ所を訪問、視察した。日体協の泉国体委員長は「準備は着実に進んでいるという印象だ。県民の皆さんにはぜひ大会を盛り上げてほしい」と感想を語った
1・3 午後10時現在の積雪は津南町328cm、湯沢町287cmで1月の最大積雪を更新した。湯沢町の苗場スキー場で午後5時半頃、幅約5m、長さ25mの雪崩が発生し、リフト乗り場の監視小屋を直撃した。小屋にいた従業員とスキー客らが巻き込まれ、いずれも自力脱出したり救助されたりしたが、従業員の一人が肋骨骨折の重傷、他の8人も軽傷を負った。ルーベンス湯沢スキー場、ガーラ湯沢スキー場でも小規模の雪崩が発生、スキー客らが巻き込まれた。
1・4 赤倉スキー場近くの駐車場で、エンジンをかけたまま車中泊していた富山市のスノーボーダーが、マフラーが降雪にふさがれたため、一酸化炭素中毒死して発見された。
1・9 トリノ冬季五輪代表の駒村俊介選手の壮行会が、所属するワセダクラブの主催で、上越市のジャスコ上越店アコーレで開かれた。
1・9 SAJは常務理事会でトリノ五輪代表選手を16名追加発表した。本県関係では吉岡大輔(チームアルビレックス新潟)関塚真美(JWSC)藤森由香(JWSC)が選ばれ、本県代表選手はバイアスロンを加え全部で13人となり、過去最多の長野大会に並んだ。
1・17 トリノ五輪代表の星瑞枝選手を励ます会が、出身地の魚沼市(旧湯之谷村)の「ホテルゆのたに荘」で行われた。
1・25 トリノ五輪前最後のW杯回転で、佐々木明(ガーラ湯沢)が2位入賞。皆川賢太郎も6位に入る健闘を見せた。
1・28〜29 「ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー研修会」に参加している、視覚、聴覚、脚などに障害のあるインドネシアやフィリピンの若者7人が、マウンテンパーク津南でスキー研修を行った。
1・28 正午すぎ、妙高山前山の標高1,800m付近で雪崩が起き、東京の山スキークラブの一行3人が巻き込まれて足・鎖骨骨折の重傷を負った。赤倉温泉スキー場の最上部までリフトで登り、さらに山頂に向けて、ゲレンデから外れた地点で山スキーをしていた。
1.30
事務局を土川1−13−6−3Fより 千谷川2−3−26ー2Fに移転
2・3 SAJはアルペンのジュニア世界選手権(3月3〜7日・カナダ・ケベック)の日本代表8人を発表したが、長谷川絵美(日女体大)金子あゆみ(八海高)の2名が選ばれた。
2・4 早朝、関東圏の団体客を乗せた臨時列車JR「スノートレイン妙高号」が19年ぶりに妙高高原駅に到着し、妙高市と観光協会の職員らの歓迎を受けた。
2・3〜7 第55回全国高等学校スキー大会(秋田県鹿角市)で、平元陽介(新井高)のジャンプ優勝は県勢として史上初。女子5kmクラシカル優勝の小林由貴を擁する十日町高が女子リレーに初優勝。学校対抗でも2位となった。
2・5〜8 第43回全国中学校スキー大会を妙高市で開催。男子大回転で布施峰(妙高中)が優勝、小林日向(塩沢中)が準優勝。県勢としてこの種目の優勝は4年ぶり、1・2フィニッシュは史上初。女子リレーは同タイム、ビデオ判定という接戦をものにし、6連覇を達成。
2・10 第84回全日本スキー選手権クロスカントリーの女子チームスプリント競技で、十日町高A(滝澤三咲子、小林由貴)が優勝した。そのほか津南高が5位、小出高が6位、十日町高Bが8位、十日町総合高が10位と県勢の健闘が目立った。
2・13 湯沢町神立のパインリッジリゾート神立スキー場で、コース外の杉林でスノーボードをしていた川崎の大学生が、頭から血を流して倒れており、病院に運ばれたが翌日死亡した。
2・15 南魚沼市石打のスキー場で、スノーボードをするために、偽造したリフト券を使いリフトに乗ろうとした、さいたま市の大学生が南魚沼署により現行犯逮捕された。
2・19〜22 第61回国民体育大会冬季大会スキー競技会「尾瀬国体」(群馬県片品村)
 女子総合(皇后杯)の優勝は6年ぶり、男女総合(天皇杯)は2年ぶりの準優勝。少年男子村山草太(小出高)と同女子小林由貴(十日町高)の、2年ぶり距離少年アベック優勝に加えて、安部梨沙(津南高)が2位に入ったが、少年女子距離のワンツウフィニッシュは、平成4年の横山寿美子・後藤鹿子以来14年ぶり。少年男子大回転で渡辺拓也(新発田商高)の優勝は下越選手として史上初の金。ジャンプ成年Cの山崎清(中央電気工業)の優勝は、10年ぶりに頂点を逸した清水久之(妙高市教委)の後継者を宣言する初優勝であった。少年男子リレーはねらい通りの逆転で2年ぶり、女子リレーは終始独走で7年ぶりの優勝を決めた。
 成年男子B大回転で2位の佐藤照友旭は、59回に山形県代表として出場しており、異なる都道府県から出場する場合は、2大会以上の間隔を置かなければならないという参加資格違反で失格となった。また同種目で、藤井守之は6位のタイムでフィニッシュしたが、ビンディングの高さが規定の55ミリを超えていたことがわかり失格となった
2・10〜26 第20回冬季オリンピックがイタリア・トリノで開催され、本県関係選手はバイアスロンを含め13名が出場した。男子回転で皆川賢太郎(チームアルビレックス新潟)が4位と、日本のアルペン勢として50年ぶりの入賞を果たしたほか、ノルディック複合の団体で北村隆(東京美装)が6位、スノーボードクロス女子の藤森由香(JWSC)が7位に入賞した。









回転4位入賞の皆川賢太郎選手 スノーボードクロス7位藤森選手
2・25 午後9時頃、ガーラ湯沢スキー場で強風のため、駅とゲレンデを連絡するゴンドラの運転を4時間中止した。約1400人が山頂のレストハウスで待機し、約40人がゴンドラ内に閉じ込められた。
2・26 池の平で開催予定のフィッシャー杯県ジュニアスキー選手権大会は、暴風雨のため中止となった。
3・5 アルペンスキーの世界ジュニア選手権(カナダ・ルマシフ)女子スーパーGに出場した長谷川絵美(日女体大)が1分15秒54で46位となった。金子あゆみ(八海高)は56位だった。
3・7 県は、トリノ五輪で活躍した皆川賢太郎、北村隆、藤森由香選手らと、五輪直前のW杯で2位の佐々木明選手に、県スポーツ賞を贈ることを決めた。
3・18 冬の修学旅行先として本県をPRする「雪国体験型教育旅行現地体験会」が上越市で開かれ、九州などの学校関係者ら9人が参加し、日本スキー発祥の地に伝わる一本杖スキーなどを体験した。
3・19 東京都の男性1人が、17日湯沢町の平標山へ冬山スキーに出かけたまま、18日の帰宅予定を過ぎても帰らないと、家族から捜索願が出された。
4・1 今シーズン全国高校スキー大会などで過去最高の成績を残した十日町高校スキー部の活躍をたたえる祝勝会が、同部後援会、OB会などの主催で開催された。
4・7 トリノで活躍した皆川賢太郎、佐々木明両選手を迎えて、湯沢町主催の祝賀会が苗場プリンスホテルで開催され、町長から両選手に町民表彰が授与された。
4・16 開催予定の第20回松之山温泉クロスカントリースキー選手権大会は、昨年8月の土砂災害により、会場までの交通手段の確保が困難であるため、中止を決定した。
4・22 トリノ五輪に出場した妙高市関係の全10選手が、新井ふれあい会館で開かれた報告会に出席、約140人の市民を前に、五輪報告や4年後の決意や感謝の言葉を述べた。
4・23 下越協議会は尾瀬国体少年男子大回転で優勝した渡邊拓也君の功績を讃え更なる活躍を祈念して、優勝記念祝賀会を新潟市割烹大助で開催した。
5・5 春季県高校大会ジャンプ競技会と小出ライオンズ杯争奪ジャンプ大会は、残雪によりシャンツェの状況が悪く中止となった
5・19 新潟県スキー連盟は尾瀬国体天皇杯準優勝、皇后杯優勝祝賀会並びにトリノ五輪選手報告慰労会を、小千谷市大竹会館で開催した。
5・20 第1回理事会開催(小千谷サンプラザ)、役員を選出した。会長・副会長は留任。
6・2 日本体育協会と文部科学省関係者が、2009年「ときめき新潟国体」の準備状況を確認するため来県し、冬季大会開閉会式場の湯沢カルチャーセンターなど3カ所を訪問、視察した。
6・15 経営再建のためホテルやスキー場などの売却を検討している西武ホールディングスが、湯沢中里や妙高燕などのスキー場経営から撤退する意向を、地元自治体に伝えた。
6・15 SAJ理事会で、内田利夫、井之川将男の両氏が新潟県選出の評議員に決定。
6・17 三役・常務理事会(ホテル千景)予算・決算・各部担当理事等理事会提案事項について審議
クラブ名の変更 コクドスキー部 → プリンスホテルスキー部
クラブの脱退 @神林スキークラブ A新発田市スキー協会 Bカザマスキークラブ を了承。
6・24 SAJ評議員会で、岡山紘一郎氏が副会長に、平川仁彦氏が理事に選任され、理事会に於いて、平川仁彦氏が常務理事、教育本部長に選任された。
7・9 第2回理事会を開催、17年度決算、18年度予算を審議承認。寄付行為の一部を改訂。会長推薦理事及び各部担当理事を承認した。
寄付行為の一部改訂、理事数及び常務理事数
  理事数     現行 30名以上50名以内を、30名以上55名以内と改正
  常務理事数  現行  7名以内を、12名以内と改正
会長・副会長・専務理事・事務局長は重任。常務理事は高橋喜平太(総務本部長)、佐藤廣隆(教育本部長)、平井俊雄(競技本部長)、岡山紘一郎(SAJ副会長)、平川仁彦(SAJ教育本部長)、井之川将男(事務局長)を選任した。
7・10 妙高市の大規模リゾート施設「新井リゾート」(ARAI MOUNTAIN&SPA)を運営する「新井リゾートマネジメント」は、10日、会社解散を決め、営業を停止、地裁高田支部に特別精算を申し立てた。負債総額は(5月期末)は約11億円。従業員・アルバイト110人は同日解雇された。新井リゾートは1993年にソニー創業の盛田氏の肝いりでオープンしたスキー場で、スキー客はピーク時の約21万人から今冬は約12万人に低迷。豪雪による売り上げの落ち込みで資金繰りが悪化していた。経営譲渡で営業継続を望む声も強い
7・12  日本体育協会(会長 森喜朗)は7月12日の理事会で、2009年の第64回国民体育大会(本大会)及び冬季大会スキー競技会の新潟開催を正式に決定した。本大会は1964年以来45年ぶり2回目、冬季大会は7年ぶり8回目の開催となる。
 本大会は、今秋の兵庫国体から夏季大会と秋季大会が1本化される。09年は9月26日から 11日間の日程で、新潟市の新潟スタジアムで開・閉会式、サッカー、陸上競技を行うのをはじめ県内26市町村で40競技(3公開競技を含む)を開催する。冬季大会は、湯沢町、十日町市など3市町村で2月17日から4日間の日程。 
9・17 新潟県妙高高原赤倉シャンツェで、第6回妙高市サマージャンプ大会が開催され、地元の中学生清水亜久里選手は、北海道の高校生の中に混じって少年組6位に食い込んだ。
9・23 ホームページ開設5周年。アクセスカウンター設置4周年。午後4時15分現在、255,507をカウント。この1年間で延べ9万人のご来訪をいただいたことになる。
9・28 東京ドームは、同社が全国各地で展開するリゾート事業で、南魚沼市の舞子後楽園スキー場&ホテルを含む六カ所から撤退すると発表した。本年7月連結決算が過去最悪の971億円の赤字へと転落したためだという。来年四月の撤退を目指して、事業と従業員の雇用を引き継いでくれる売却先を探す。今冬は通常通り営業を行うとのこと
10・10 第61回国体「のじぎく兵庫国体」は最終日の競技を終わり、本県の男女総合成績は30位で、昨年より1つ順位を上げたが、3年後の新潟国体に向けて揚げた目標の20位台前半には届かなかった。女子総合得点は27位だった。
10・12 スキー客の低迷について泉田知事は「新潟の文化としてのスキーをもう一度、見つめ直す必要がある。教育の場で、新潟の文化として学ぶことがあってもいい」と述べ、スキー授業などを通して県内のスキー愛好者を増やす必要性を訴えた。舞子後楽園スキー場などの運営会社の撤退表明が続いていることへの対応については「スキー客は最盛期に比べて半減している。経済的に成り立たないものを県が(撤退しないよう)働き掛けをしても、とどまるものかどうか。抜本的な対策として多くの人に来ていただくことしかない」と、誘客促進に取り組む意向を示した。
10・17 「目指せ!世界のウインターリゾート」と題したシンポジュウムが湯沢町など主催で、苗場プリンスホテルで開かれ、関係者約300人が出席した。
10・28 県連顧問桑原與四郎氏の瑞宝双光章叙勲祝賀会が、加茂スキークラブ主催により、加茂市割烹有本で開催された。
10・31 「スキーにいがた」第32号発行。
11・6 南魚沼市五箇のスポーツコム浦佐国際スキー場が、経営難を理由に今冬の営業をせず、廃業することが分かった。リフトなどは既に撤去された。同スキー場は1974年に開業、リフト4基を持つファミリースキー場として親しまれ、下越地方からの集客も多かった。95年度は年間7万1千人のスキー客が訪れたが、昨シーズンは3千5百人にまで落ち込んでいた。
11・8 2006年度の県教育委員会表彰式が県庁で行われたが、国体優勝者として、関谷有希、丸山智恵、渡辺拓也、中島有基、村山草太、安部梨沙、大竹英幸、小山内優太、小林由貴、山崎清の十氏と、優秀指導者として伊佐貴光、奥村慶子、酒井功一郎、皆川安寿香の四氏が受賞した。
11・10 県知事表彰を県連顧問新井昇吾氏(池の平ク)が受賞、26日赤倉観光ホテルで祝賀会が開催された。
12・2 2009年のトキめき新潟国体に向けて、十日町市の吉田クロスカントリー競技場に、新しいクロスカントリーハウスが完成し、完成式が行われた。
12・7 第30回新潟日報スポーツ賞の選考会が開かれ、2年ぶりの大賞にトリノ五輪アルペン男子回転で4位入賞の皆川賢太郎が選ばれたほか、スポーツ賞に渡邉拓也、国体少年男子チーム、十日町高校女子リレーチームが決まった。
12・20 全日本スキー連盟はスノーボードの世界選手権(1月13日〜20日、アローザ・スイス)の女子スノーボードクロス代表に藤森由香(チームJWSC)を選び発表した。
12・22 全日本スキー連盟は来年1月28日〜2月4日、中国長春で開催される冬季アジア大会代表に男女計20名を内定し発表した。本県関係では、ノルディック距離男子で、恩田祐一(アインズ・妙高高原中出)、駒村俊介(ワセダクラブ)、女子で横山寿美子(セコム上信越)、アルペン女子で清沢恵美子(チームアルビレックス新潟)の計4名が選ばれた。
平成19年
 この年の世相を漢字一つで表す年末恒例の「今年の漢字」に「偽」が選ばれ、日本漢字能力検定協会が京都の清水寺で発表した。ミートホープや「白い恋人」、さらに不二家、赤福、船場吉兆など食品の偽装が相次ぎ、また政治資金や年金記録不備の問題などが理由に挙げられている。
 気象庁は異常気象の原因とされるエルニーニョ現象が、18年秋4年ぶりに発生、来春まで続くと予想した。豪雨災害や逆の干ばつなど、世界各地で異常現象が発生した。日本列島は影響が少ないとも言われるが、エルニーニョ発生年は暖冬傾向が強いと言われる。そのせいか暖冬少雪の悲鳴の中で年が明けた。大会の中止や延期、会場変更が続出した。中越選手権は、10日11日に松之山温泉スキー場で開催予定のアルペン競技を中止。ただし中学生については、同スキー場の滑走可能なコースで10日、11日に競技会を実施。高校生はかぐらスキー場に会場変更。7日に小千谷市白山で開催予定のジャンプ・複合競技は2月25日に延期した。上越選手権も、9日、10日に赤倉で予定されていたアルペン競技の日程を、1日ずつ繰り下げ 10日11日に実施した。 魚沼市大原スキー場で開催の下越アルペンは荒天も重なり回転を中止。県高校大会と県選手権のジャンプは18日に赤倉シャンツェに変更した。下越地区のスキー場は軒並み雪不足で、阿賀町は町営三川温泉スキー場の今シーズンの営業を断念することを2月8日までに決めた。暖冬で同スキー場が営業できなかったのは、1988年度以来2回目となる。
 関西圏からのスキーヤーを本県に運んでいたJRの冬季限定臨時列車「シュプール号」が20年の歴史に幕を下ろし今冬から姿を消した。 「シュプール号」はピーク時の92年度には1273本を運行、約35万人が利用したが、その後減少05年度は妙高高原を経由する大阪・黒姫間で70本が運行され利用客は約1万人にまで落ち込んだという。
1・7 湯沢町のガーラスキー場で、強風のためゴンドラが停止し、約3千2百人が山頂に取り残されたが、午後11時過ぎまでに全員下山した。
1・8 苗場スキー場でスノーボード練習中の男性が転倒、頭を打ち意識不明の重体。
1・9 全日本スキー連盟は、ノルディック世界ジュニア選手権(29日〜2月4日、イタリア)に派遣する22選手を発表したが、本県関係では距離男子の木村正哉(早大)、市川智也(日体大)、同女子の丸山智恵(日大)小林美貴(同)小林由貴(早大)が選出された。
1・19 妙高市の杉ノ原スキー場で岐阜県の男性が滑走中、ゲレンデから6、7m離れた立ち木にぶつかり、頭蓋骨骨折などで死亡した。
1・17〜27 ユニバーシアード冬季大会がイタリアのトリノを中心に開催され、本県関係からはアルペン  男子佐藤 翔(日大)、女子 清沢恵美子(チームアルビレックス新潟) 距離 男子 木村正哉(早大)、井川純一(日大)、女子 丸山智恵(日大) 関谷有希(日大) 複合 森山隆史(日大) ジャンプ 女子 茂野美咲(浅井学園大)の8名が参加し、茂野美咲が女子ノーマルヒルで2位、森山隆史が個人5位、団体3位に入賞した。
1・28〜2・3 第6回冬季アジア大会が中国長春で開催され、本県からは、距離に恩田祐一(アインズ・妙高市出身)、駒村俊介(ワセダクラブ・妙高市)、横山寿美子(セコム上信越・妙高市)、アルペンに清沢恵美子(チームアルビレックス新潟)の4選手が参加した。男子スプリントで恩田祐一、女子大回転で清沢恵美子が優勝、恩田は男子リレー2位に、横山寿美子は女子リレー3位に貢献した。
1・30 わかぶな高原スキー場への電気料補助などを盛り込んだ関川村の一般会計補正予算案が、同村議会で否決され、同スキー場の存続が非常に厳しくなった。
1・30 南魚沼市で2月21日に開催予定の「第18回にいがた南魚沼市歩くスキーフェステバル」が少雪のためコース造成が困難と判断、中止が決定した。
2・2〜6 第56回全国高等学校スキー大会(富山市南砺市) フリーで男子4女子6、クラシカルで男子4、女子4と大量入賞、距離王国健在を誇示した。新井高の男子リレー優勝は37大会ぶり3度目、女子リレーは小出高が準優勝と、惜しくも県勢4連覇はならなかったが、3・4・5・10位と全出場校が入賞した。学校対抗では男子新井高、女子小出高が共に2位となった。
2・6〜9 第44回全国中学校スキー大会(長野県野沢温泉)男子クラシカルで小島弘毅(妙高)の1位以下6位までを県勢が占めるなど、8人が入賞、女子も5人が入賞した。男子フリー児玉翔平(十日町吉田)の優勝は13年度この種目が出来てから初の栄冠。ジャンプ清水礼留飛の優勝は県勢として11年ぶり、女子リレーの優勝は大会史上初の7連覇達成。
2・9 県学校スキー研究会は「学校スキー指導の手引き、クロスカントリー編」を20年ぶりに改訂、DVD付きで発行した。「指導の手引き」は1976年発行、スケーティングの項目は87年に追加されたが、その後技術が進歩する一方、用語も変化・統一されてきたことから、手引きの改訂は長年の懸案だった。
2・10〜13  第62回国体(秋田わか杉国体)スキー競技会では、少年女子5kmで1〜3位を独占するなど距離王国をアピールした。横山寿美子、駒村俊介、北村隆らトリノ五輪代表組も期待通りの活躍でそれぞれ頂点を制し、女子リレーと少年男子リレーは2連覇、総合成績は昨年と同じく天皇杯2位、皇后杯1位を確保した。
2・13 アルペンスキーの世界選手権(オーレ)大回転に出場した関塚真美(JWSC)は1回目に途中棄権した。
2・15 胎内市は市営の胎内スキー場の営業を、雪不足のため同日で終了することを決めた。同スキー場がシーズン中一度も全面営業出来なかったのは、1965年のオープン以来初めて。県央地区唯一のスキー場・加茂市の冬鳥越スキーガーデンも今シーズン6日間営業しただけで頭を抱えている。
2・16 新潟県スキーマスターズは、松之山温泉にて総会を開催、会長に古川幸永氏、事務局に棚村光正氏を選任した。
2・15〜19 2009年トキめき国体のクロスカントリー会場となる十日町市で第85回全日本スキー選手権大会を開催。1月中旬に青森県大鰐で開催を予定していた、全日本学生スキー選手権(インカレ)が少雪のため延期され、日程が一部重複したことに伴い、参加者が大幅に減少、大会関係者や宿泊施設に迷惑をかけた。同市国体準備室と県スキー連盟は全日本スキー連盟と全日本学生スキー連盟に抗議した。
2・24 南魚沼市の舞子後楽園スキー場を保有する東京ドームは、同スキー場など不採算となっている全国6カ所の事業を、米証券系に売却すると発表した。当面は現在の名称で運営を続け、従業員の雇用も継続するという。
2・22〜3・4 札幌で開催されたノルディックの世界選手権には、本県から恩田祐一(アインズ)、駒村俊介(ワセダクラブ)神津正昭(ブルボン)横山寿美子(セコム上信越)の4選手が出場したが、全体としては不振で、世界との差をみせつけられた。選手全員をカバーするスタッフの質量が足りなかったという指摘もあるが、パワーの不足、特に平地でのパワー勝負になると置いて行かれるケースが目立った。技術を要するクラシカルでは、駒村、横山が20位と健闘した。
3・10 TeNYカップスラローム大会を少雪のため中止
3・12〜14 13〜15開催予定の上越国際カップを期日会場を変更して赤倉スキー場で開催
3・14〜17 ジュニアオリンピックの会場を、妙高高原クロスカントリーコースから、池の平白樺クロスカントリーコースに変更し、他は大会日程要項通り開催した。
3・17〜18 KARHUーCUP十日町クロスカントリースキー大会を中止
3・18〜20 3月30日〜4月1日開催予定のキューピットカップ大会を、消雪を見越し繰り上げて開催した。
3・21 オーストリア大使杯スラロームを中止
3・21〜23 甲信越ブロックアルペンスーパーGは少雪により中止。
3・25 新潟県ジュニアスキークロス選手権大会を中止
3・26〜27 NSAポイントレース新潟県ジュニア選手権の会場を上越国際から魚沼市大原に変更して開催した。
3・27〜28 つなんクロスカントリースキー大会を中止
3・29〜30 池の平で開催予定のSWIX CUP池ノ平クロスカントリースキー選手権大会は少雪のため中止となった。
3・31 池の平で開催予定のFISCHER CUPクロスカントリーチャンピオンシップ池ノ平大会は少雪のため中止。
4・1 池の平で開催予定のFISCHER CUPリレーカーニバルは少雪のため中止。
4・2 妙高ジュニアスキー育成会が企画した「第1回Mt.Myoko小学生スラロームスキースクール」が関温泉スキー場で開かれ県内外から小学生約50人が参加し、トリノ五輪に出場した吉岡大輔選手からアルペン競技の手ほどきを受けた。
4・6〜7 松之山温泉国体メモリアルモーグル競技会を中止
4・10 冬季アジア大会の女子大回転に優勝した清沢恵美子(チームアルビレックス新潟)が、県スポーツ賞に選ばれ、県庁で表彰式が行われた。
4・15 松之山温泉クロスカントリースキー選手権大会を中止。
5・17

世界のスキーリゾートの現状を探り、日本のスキー産業活性化を図るための国際シンポジュームが、南魚沼市のホテルで開かれた。南魚沼市(旧塩沢町とオーストリアのセルデンが姉妹都市になって25年になるのを記念し、県日墺協会が主催し、猪谷千春国際オリンピック委員会副会長が基調講演をした。
5・25 秋田わか杉国体天皇杯準優勝・皇后杯優勝祝賀会を小千谷市「大竹会館」で開催。
5・31 東京ドームから舞子後楽園スキー場&ホテルを買収した米モルガン・スタンレーグループは「セントレジャー・舞子リゾート」を設立、運営を移譲した。従業員の雇用は継続される。新名称は今秋までに決めるという。
7.14 来年2月に開催される全国高校スキー大会(インターハイ)をPRするため、十日町総合高校の生徒がラジオCMを制作した。、14日から週1回、コミュニティーFM局「FMとおかまち」で放送。
7・14 19年度定例の理事会・評議員会をサンプラザで開催
 本間副会長の辞任により渡部英夫(現監事)氏が就任した。吉田スキーク(下越)浅貝スキー協(中越)の脱退を了承
7・18 震度6強を記録した中越沖地震から3日目の18日、行方不明になっていた柏崎市鏡町の県連評議員猪俣孝氏が、日ごろの散歩コースの円通寺本堂倒壊現場で、がれきの下から遺体で発見された。(合掌)
8・28 冬季国体の開催地選びが難航している問題で、日体協と全国高体連は冬季国体(スキー・スケート・アイスホッケー)と高校総体を統合させた場合の要綱案を作成することで合意した。一つの競技結果を基に、国体の順位、高校総体の順位と成績を「2本立て」することなど、一本化に向けて動き出す。10月中旬までに作成し、競技団体に提案するという。
9・ 約20年にわたり六日町高スキー部でクロスカントリー監督を務めた池田 亨さんが、このほど、自分史「雪煙に消えた細く長いシュプール」を自費出版した。スキー選手であった学生時代や高校での指導の思い出、教え子の戦績を収録、スキー部史としても読めるという。
9・23 ホームページ開設6周年、カウンター設置5周年。アクセスカウンターは369,125を記録。この1年間のアクセス数11万3千6百。 
10・9 第62回国体(秋田わか杉国体)最終日で、本県は天皇杯(男女総合)は19位で、昨年の30位から順位を上げ、皇后杯(女子総合)は昨年と同じ27位であった。
10・22 木村一男会長が一身上の都合により辞任。その意を受けた理事会の表決により、現副会長内田利夫の会長就任が決定した。任期は残任期間の平成20年5月30日までとなる。
10・29 年鑑「スキーにいがた」33号を刊行。
11・8  平成19年度新潟県教育委員会表彰式が新潟県庁講堂に於いて開催され、国体優勝者及び優勝者を指導した優秀指導者が表彰された。
優勝者:安部梨沙(津南高)、内田辰彦(新井高)、小山内優太(新井高)、北村隆(アルビレックス新潟)、
駒村俊介(ワセダクラブ)、櫻井毅(小出高)、佐藤昭則(十日町地域消防)、藤ノ木美代子(小出高)、
丸山智恵(日本大)、横山寿美子(セコム上信越)
優秀指導者:高橋哲也(八海高)、宮沢豊彦(新井高)
11・9 気象庁は南米ペルー沖の海面水温が下がり世界的な異常気象をもたらすとされる「ラニーニャ現象」が継続中で、来年春まで続く可能性が高いと発表した。ラニーニャ発生時の日本の冬は寒い冬が多く、2005〜06年の豪雪の一因とされる。
11・17 苗場プリンスホテル前ゲレンデで一足早いコースオープン。待ちかねたスキー客が早速初滑りをした。コースは全長400m、幅は50mと例年の2倍で、ビギナーにもファミリーにも好評。
11・22 冬型の気圧配置が強まり、上中越の山沿いを中心に大雪となった。積雪は津南町で76cmを記録するなど、各地で11月としての最高値を更新した。
11・29 湯沢町の全13スキー場の合同安全祈願祭が、同町のナスパニューホテルで初めて開かれ、スキー場、観光協会関係者ら約70人が出席、シーズン中の無事故と大勢のスキー客の来訪を祈った。
12・10 来年2月長野県野沢温泉で開催されるスキー国体では、国体史上初めて、協賛制度によりゼッケンや看板など競技場内で企業名を目にすることになる。製薬会社のキョウリンがメーンスポンサーとして協賛しロゴをゼッケンに使用する権利を得た。
12・13 新潟空港と湯沢町を専用バスで結び、韓国からのスキー客を呼び込もうとスタートした新しいツアーの利用客第1号が到着。14日には苗場スキー場でシュプールを描いた。
12・19 「第31回新潟日報スポーツ賞」の表彰式が、新潟日報本社で開かれ、国体成年男子B複合優勝の北村隆(チームアルビレックス新潟)、国体少年女子5kmクラシカル優勝の安部梨沙(津南高)国体少年男子リレー優勝の県選抜チーム、小山内優太(新井高)中島有基(十日町総合高)、内田辰彦(新井高)、桜井毅(小出高)の2選手1チームが受賞した。
12・19 十日町市営松之山温泉スキー場で新ペアリフト(964m)が完成し、竣工式と安全祈願祭が行われた。
平成20年
 19年末 気象庁は南米ペルー沖の海面水温が下がり世界的な異常気象をもたらすとされる「ラニーニャ現象」が継続中で、来年春まで続く可能性が高いと発表した。ラニーニャ発生時の日本の冬は寒い冬が多く、2005〜06年の豪雪の一因とされる。平成20年魚沼地方にある34スキー場の3月末までの入り込み客は、昨冬比37万人、9%増の422万人で あったという。南魚沼市の11スキー場では昨冬より26万人、26%増の124万人が来場、2季ぶりに100万人台を回復した。最も増加したのは上越国際で11万人増の40万人、石打丸山が6万人増の32万人、舞子が5万人増の27万人。湯沢町の13スキー場では4%増の280万人、十日町・津南の4スキー場では計79,156人で12.3%上回ったが 、魚沼市では雪の降り始めがやや遅かったことや、強風でリフトの運行に支障が出た日があったことなどから、6スキー場で計105,232人と昨冬を2.5%下回った。
1・10 全日本スキー連盟はノルディックの世界ジュニア選手権(2月4日〜10日・ポーランド)代表を選び発表した。本県からは、木村正哉(早稲田大)と小林由貴(早稲田大)の二人が選出された。
1・12 スノーボードが大好きという東京のカップルが、石打丸山スキー場で強い雪の降りしきる中、雪上結婚式を挙げた。同スキー場としては史上初。
1.13 妙高市の斑尾高原スキー場のナイターで、スノーボードをしていた京都市の会社員男性に、スキー中の東京都女性が衝突、男性は頭を強く打ち、意識不明の重体。
2・1 妙高杉ノ原スキー場の最上部付近で、三田原山頂に向けて歩いていた女性プロスノーボーダーが、雪崩に巻き込まれ右大腿骨骨折の重傷を負った。
2・1〜4 全国中学校スキー大会が石川県白山市で開催され、男女リレーで本県選抜がそろって優勝した。男子は7年ぶり、女子は自身の持つ大会記録を更新する8連覇を達成した。また清水礼留飛選手(妙高高原中)は、ジャンプ競技で本県選手としては初めて大会史上では4人目の2連覇を達成した。
2・2〜6 第57回全国高校スキー大会は「魚沼の光り輝く雪上に熱い魂刻み込め」をスローガンに、苗場、十日町吉田、塩沢などで熱戦が展開され、学校対抗女子で小出高が28年ぶり2度目の優勝を果たし、十日町総合高が2位で続いた。女子リレーでは十日町総合高が3年ぶり2度目の優勝、十日町高が準優勝となり県勢のワンツーフィニッシュとなった。個人種目では女子フリーで6人、同クラシカルで4人と県勢の大量入賞が目立ち、男子複合の3人入賞も史上初と思われる。
2・8 冬型の気圧配置が強まり各地で最高積雪を記録した。 津南町206cm、安塚110cm、関川村下関で102cm、高田57cm
2・17 今冬の最深積雪を記録、津南町で309cm、入広瀬で260cm、妙高市関山で228cm。
2・19〜22 「長野かがやき国体」が野沢温泉で開催され、成年女子A・少年女子の大回転、少年女子・成年女子Bの距離優勝と、3連覇となる女子リレーで優勝するなど大活躍の女子勢は3年連続、19度目の皇后杯優勝を果たした。男子勢も35年ぶりの制覇となる成年男子A大回転優勝をはじめ、少年リレーを3連覇、準優勝5と健闘したが、天皇杯得点では昨年を7.5点上回りながらも順位を1つ落とし価値ある3位となった。結果的には、ジャンプ・コンバインド成年Cの削減が、本県の総合優勝を阻んだこととなった。
2・24 予定されたFISCHER CUP 第26回ジュニアスキー選手権大会(池の平)が、悪天候のためキャンセルとなった。その代替レースは3月23日実施された。
2・29 湯沢町の苗場スキー場で、ゴンドラリフトが突然停止し、75台のゴンドラに乗っていた約140人が最大 で約50分間宙づりになった。通信ケーブルの経年劣化のため安全装置が働き停止したと見られる。
3・4 苗場スキー場でゴンドラリフトと4人乗りリフトの各1本が停電のため突然停止し、約180人のスキー客の全員を降ろすまでに約50分かかったという。
3・9 かぐらスキー場みつまたエリアで開催中のミズノGSカップ競技会で、選手の一人がコースアウトして立木に衝突、頭を強打して意識不明の重体となる事故があった。
3・14 ジュニアオリンピック最終日のスペシャルジャンプは荒天のため中止となった。
4・10 湯沢町のスキー場で偽造したリフト券を客に売った千葉県の男性2人の初公判が、長岡地裁で開かれた。被告の供述によると被害額は1日券約400枚の約百万円ほどになるという
4・16 ミナミ観光が経営する六日町ミナミスキー場と上越スター高原ホテルが3月下旬、総合建設・不動産業のオーハシアーキテクトに事業譲渡されたことがわかった。同社はパートを含む全従業員の雇用を引き継ぎ、スキー場とホテルの名称も変えずに営業を継続する。
5・4〜5 開催予定の第8回笹ヶ峰クロスカントリースキー大会は少雪のため中止された。
5・23 長野かがやき国体男女総合3位女子総合優勝祝賀会を小千谷市大竹会館で開催。
5・24 (財)新潟県スキー連盟は第1回理事会を開き、20・21年度役員を選任した。会長内田利夫、副会長渡部英夫((下越)いずれも重任。副会長白井孝雄(中越)池田文夫(上越)新任。
6・11 来年2月の「トキめき新潟国体」のクロスカントリースキー競技会場となる十日町市の吉田小学校の6年生が11日、同小出身で「トキめき国体」で活躍が期待される、丸山智恵選手(日大)から「特別授業を受けた。
7・9 来年に迫ったトキめき新潟国体を盛り上げようと、新潟市北区の知的障害者更生施設「はまかぜ」の利用者らが、大会マスコット「トッキッキ」をかたどったキャンドルを手作りし、販売を始めた。また阿賀野市山崎の障害者通所授産施設「ゆうきの里作業所」ではトッキッキのポケットティッシュカバーやマグネットなどを作製、6月から販売をしている。
7・17 若者に働くことの意義を考えてもらうシンポジュウム「Nigata Job World 2008」が新潟市のホテルイタリア軒で開かれ、トリノ五輪回転4位入賞の皆川賢太郎選手が、「夢をあきらめないで」と講演した。
8・26 トキめき新潟国体のメーン会場にともされる「炬火」の採火式が、山古志闘牛場で行われた。山古志中学校の生徒たちが、県産杉でこしらえた火おこし器を動かし、縄文人のように摩擦熱から炎を生み出した。
9・7 トキめき新潟国体冬季大会の炬火の採火式が、十日町市の陸上競技場で約5千人の市民が見守る中、行われた。国宝の火焔型土器が出土した笹山遺跡にちなみ、縄文衣装をまとった市民が、大型の火おこし機を使って火をつけ「笹山縄文の炎(ほむら)」と命名されてリレーされ、2月のインターハイ5kmクラシカル優勝の本山育未さんにより、炬火台に点火された。
9・22 トキめき新潟国体のオフィシャルサポーターである「北陸ガス株式会社」の協力により、ガスホルダーを活用した巨大トッキッキが出現した。大会終了までの約1年間、仲良く寄り添った「ガスホルダー・トッキッキ」が、東北電力ビッグスワンスタジアムのバックススタンド側からよく見られる。
10・3 観光庁は、湯沢町、南魚沼市、魚沼市、十日町市、津南町と、長野県栄村、群馬県みなかみ町の3県7市町村で作る「雪国観光圏」を認定したと発表した。自治体の枠組みを超え、雪国の特色を生かした観光地づくりを目指す。
10・7 第63回国体「チャレンジ!おおいた国体」が全日程を終え閉幕した。本県は天皇杯が1129点で18位、皇后杯は620.5点で15位と前回より順位を上げた。
10・24 (財)新潟県スキー連盟は年鑑「スキーにいがた」第34号を発刊した。
11・5 2008年度の県教育委員会表彰式が県庁で開かれ、国体優勝者や優秀指導者らに、表彰状が手渡された。スキー関係では次の通りである。
【国体優勝】渡邉久瑠美(新潟市)、桜井毅(上越市)、宮尾彩子(同)、本山育未(十日町市)、佐藤栄一(糸魚川市)、清沢恵美子(妙高市)、横山寿美子(同)、桜井剛(魚沼市)、緒方恭介(津南町)、丸山智恵(世田谷区)、小山内優太(所沢市)
【優秀指導者】皆川安寿香(新発田市)、伊佐貴光(小千谷市)、酒井功一郎(魚沼市)
11・5 阿賀野市の旧五頭高原スキー場ゲレンデ跡地に、NPO法人ブナ友の会がブナやナラなど250本の植樹を行った。
11・10 県連顧問藤田道郎氏が、永い間の体育向上についての功績が認められ新潟県知事表彰を受賞した。
11・10 トキめき新潟国体冬季大会ジャンプ競技のリハーサルを兼ねた記録会が、南魚沼市の石打丸山シャンツェで開催された。強化指定選手11人が飛び、本番の運営に当たる湯沢町職員が大会の流れを確認した。
12・8 第32回新潟日報スポーツ賞の選考委員会が開かれ、スキー国体アルペン少年女子優勝の渡邉久瑠美、クロスカントリー少年女子優勝の本山育未の2選手と全国高校女子リレー優勝の十日町総合高校チーム(中島由貴、恩田紫央里、宮尾彩子)の受賞が決まった。
12・12 オープンを予定していた赤倉温泉と赤倉観光リゾートのスキー場に降雪がなく延期を決めた。13日予定の杉ノ原スキー場も延期を決定。中越地区でもほとんどが降雪待ちの状態。
12・15 トキめき新潟国体冬季大会スキー競技会の炬火採火式が妙高市の妙高高原支所前で行われた。火は十日町市など冬季大会の各開催地で採火された炬火とともに、2月17日に湯沢町で行われる開会式で点火される。
12・19 全日本スキー連盟はスノーボードの世界選手権(1月17日〜24日韓国江原)の代表選手に藤森由香(チームアルビレックス新潟)ら24人を選び発表した。
12・22 2010年の第65回国体冬季大会は北海道で受け入れを表明した。札幌市がスキー、釧路市がスケートとアイスホッケーの誘致の意向を示している。
平成21年
 県内の主なスキー場の昨年12月29日から今月3日までの年末年始の利用客数がを、新潟日報社でまとめ発表した。計55万300人で、昨シーズンの同時期に比べ2400人0.4%増とほぼ横ばいとなった。長引く不況のなか、12月25日までまとまった降雪がなく、関係者をやきもきさせたが、「滑り込みセーフ」となった格好だ。長岡市、阿賀町など一部標高の低いスキー場では雪不足で営業出来ないところもあった。